技能実習制度では、「どの送り出し機関を選ぶか」で、その後の実習の質が大きく変わります。
実務の現場では、送り出し機関によって、準備状況や対応力に大きな差があると感じます。
目次
■ 送り出し機関による違い(実務の実感)
国別での例:
■ 入国後2~3ヶ月以内に発生したトラブル
■ まとめ:トラブルを防ぐための「送り出し機関の見直し」

■ 送り出し機関による違い(実務の実感)
送り出し機関の運用には、大きな差があります。
▶ 体制が整っている送り出し機関
・日本語・生活指導のカリキュラムが整備されている
・実習生へ雇用契約条件をしっかり説明する
・学習進捗を監理団体へ共有
・来日前にオンライン面談を実施
また、日本側に担当者がいる場合は、相談や調整がしやすく、実務上非常に助かります。
▶ 準備が不十分なケース
・候補者を広く集めるが、事前教育が十分でない(例:教材を渡して実習させる)
・日本語学習がほとんど進んでいない
・実習内容の理解が浅いまま面接に参加
場合によっては、
👉 来日前に実習生同士が顔を合わせないで、出国時に初めて会う
というケースもあります。
国別での例:
ベトナム
・日本語学習前の段階で候補者となるケースもある
・送り出し機関によって教育レベルの差が大きい
インドネシア
・日本語学校と連携しているケースあり
・一定の日本語力を持った候補者が多い印象
■ 入国後2~3ヶ月以内に発生したトラブル
例
・健康診断で結核が判明
・業務内容の認識違いによる早期離脱希望
・生活・メンタル面の不安定
・基礎的な計算・コミュニケーションの困難と判明
主な原因
・候補者の選定が十分に行われていない、
ブローカーを使っての募集により候補者・実習生への管理責任が弱い。
・健康診断の精度や確認体制が不十分(形式的にやったことにする可能性がある)
・業務内容や生活環境に関する説明不足
・日本語教育・生活指導の不足
■ まとめ:トラブルを防ぐための「送り出し機関の見直し」
「今の実習生のレベルがいまいちなので、次は別の送り出し機関で面接したい」
このようなご相談をいただくことがあります。
これは、企業様が安定した受入れを行うための、重要な判断の一つだと感じています。


